ファインバブルって?
ファインバブルとは国際標準化機構(ISO)で正式に決められたとても小さな泡の名称です。ファインバブルにも2種類あって、直径が1ミクロン以上100ミクロン未満の泡「マイクロバブル」と、直径1ミクロン未満の泡「ウルトラファインバブル」に分類されています。マイクロバブルにもウルトラファインバブルにもそれぞれ違った特徴や性質があるので、用途に応じて世界中で活用が進んでいます。
What's New
松江市のくにびきメッセで開催される分離技術会年会2024で、小松原凌君(M2)が「電気伝導度変化による金属電極表面での気泡発生頻度の計測」と題してポスター発表しました。
中嶋玖瑠美君(M1)、Kayo Kuchta君(TUHH)、Florian Roloff君(TU Dresden)のAutumn Seminarが矢上キャンパスのディスカッションルーム4 で開催されました。
京都大学宇治キャンパス 宇治おうばくプラザで開催された国際会議Nanobubble2024で寺坂教授が「Generation, concentration and separation of ultrafine bubbles in water」と題してKey Note Lectureしました。 なお「Nanobubble」はISOで公認された専門用語ではありません。正式には「Ultrafine bubble」が国際規格化されています。
ファインバブル産業会が2024年度に募集した第2回ファインバブル産業会学術表彰で本研究室から下記3名の学生が学生奨励賞を受賞しました。
小俣 絵里佳君(M2)「超純水中の空気ウルトラファインバブルの膜トラップ特性に関する研究」
平瀬 仁美君(M2)「高速加振された貧溶媒中での空気ウルトラファインバブル生成」
安田 直喜君(M1)「空気を含む水蒸気の急速加圧凝縮によるウルトラファインバブル水生成」
北海道大学で開催された化学工学会第55回秋季大会で、
松下香穂君(M1) が「二酸化炭素の電解還元フローセル内の流動および混合の解析」、
橋本康平君(M1) が「機械学習を用いた細管内における液液二相流の流動状態予測」、
安田直喜君(M1)が 「減圧蒸発した水蒸気と空気の急速復圧凝縮によるウルトラファインバブル水の生成」と題して口頭発表しました。
また、安田直喜君は粒子・流体プロセス部会のシンポジウム賞(プレゼンテーション賞)を受賞しました。
ドイツ・ドレスデンで開催されたGLS-16において、
寺坂教授が「Removal and concentration of air ultra-fine bubbles in ultra-pure water by filtration」、
Adam Donaldson特別招聘教授(国際)が「Concurrent 2-phase flow within a "bubble-can" geometry」、
Lotta Kursula(TUHH)(共著:寺坂、高木彩也香、Michael Schlueter特別招聘教授(国際))が「Experimental study of microscopic mass transfer phenomena of single fine bubbles」と題して口頭発表しました。
また、下記の6人がポスター発表しました。
平瀬仁美君(M2)とJan Maarten Braack君(TUHH):「Generation of ultra-fine bubbles by poor-solvating air-dissolved ethanol with high-speed shaking」
平田有理冴君(M2):「Effects of operating factors on internal circulation flow in liquid-liquid slug flow in a mini-channel」
新藤利佐君(M2):「Effects of Storage Temperature and Solute Composition on Temporal Change of Number Concentration of Ultra-fine Bubbles in Aqueous Solution」
舟山大輔君(M2):「Development of compact device to measure the rheological properties of non-Newtonian fluids by using a pressure difference」
八木勇樹君(M2):「Optimization of oscillation conditions when using the Oscillatory Baffled Reactor for mixing in highly viscous fluids or gas absorption」
Lotta Kursulaと高木彩也香(TUHH):「Novel experimental set-up for studies of microscopic transport phenomena at gas-liquid interfaces」
広島大学東広島キャンパスで開催される日本食品工学会年会で、舟山大輔君(M2)が「P44 非ニュートン性食品流体を対象としたレオロジー特性値計測装置の開発 」と題してポスター発表しました。
寺坂教授とSchlueter教授が議長を務める「The 5th International Symposium on Multiscale Multiphase Process Engineering(MMPE2025)」のWeb siteが公開されました。
慶應義塾大学三田キャンパス北館で開催される第20回ファインバブル国際会議で寺坂教授が「急激な状態変化を利用したウルトラファインバブルの生成技術」と題して基調講演しました。
カナダ・Halifaxのダルハウジー大学で寺坂教授とAdam Donaldson教授(特別招聘教授(国際))が講演を行い、中嶋玖瑠美君(M1)が国際共同研究報告を行いました。
寺坂教授が上海の同済大学で開催される8th International Symposium on Plasmas & Fine Bubbles(ISPFB2024)
で
「Generation mechanism of ultrafine bubbles in water, and the development of transport, concentration and removal technologies」と題して
招待基調講演をリモートで行いました。
寺坂教授が慶應義塾大学日吉キャンパス来往舎で開催された「第97回マテリアルズ・テーラリング研究会」において「ウルトラファインバブルの基礎と物性および産業応用」と題して招待講演しました。